1:コストを抑えられる
トムソン(型抜き)加工がいらない
オリパックは一枚の紙を折るだけで、封筒状になる新しいパッケージです。その大きな特徴は斜めに切った紙のラインと差し込み口の形状です。
紙の切り口を斜めにしたことと折り方の工夫によって差し込み口が大きく開き、封が容易にできるようになりました。
通常オリジナルの紙ケースや封筒を作るには、トムソン加工という型抜きなどの加工が必要で、それには金型を作る必要がありました。オリパックはトムソン加工が不要なため加工費を抑えることができる上に、工期の短縮にもなります。
ひとつで二役
オリパックは単純で容易な折りだからこそ、何度でも広げたり封したりすることができるので、活用されることの少ない封筒や包装紙の内側に大量の情報を入れてアピールすることが可能になりました。
従来なら製品には封筒や包装紙とは別に説明書やリーフレット・パンフレットを作らねばなりませんでしたが、オリパックなら封筒や包装紙に説明書やパンフレットと同じ役割を持たせることができるのです。
ひとつで二役をするオリパックを使えば、二つ作る時よりコストを抑えることも可能になります。
実は三役、折りを加えるとスタンドに変化
オリパックは製品の包装以外にもう一つの使い方があります。
それが三角スタンド。
中身を取り出した後、二ヶ所に折りを加えて斜めの開いた部分に差し込めば三角形の立体スタンドとして使えます。特別に複雑な加工や手間をかけなくても簡単にスタンドができるのです。
2:情報をたくさん入れられる
大量の情報をコンパクトに
今まで活用されることの少なかった封筒や包装紙の内側を有効活用して情報を入れられるようにしたオリパック。そのオリパックの折り数を増やすことで、大きな紙をよりコンパクトに扱いやすくしたのがジャバラパックです。
紙の片側を交互に折り畳み(ジャバラに折り畳む)オリパック同様、差し込んで封をすると元の紙の大きさの約16分の1までコンパクトになります。
3:訴求力のアップ
相乗効果で訴求力のアップ
オリパックの持つ情報をたくさん掲載できるという特徴を生かして、本来なら別々に存在するものをひとまとめにすることができます。たとえば絵はがきと観光案内パンフレット。
それぞれ単独で存在していたものを一緒に制作すれば、コスト削減のほかに買い手にとってはお得感もあり、絵はがきと観光案内の連動性を持たせることもできるので、訴求力が高まるという相乗効果が期待できます。
新しい形状で注目度抜群
差し込み口を広くするために斜めに切り落とした紙の端が、封をした時にオリパック独特のデザインとなっています。一見単純ですが味のある形状は、手にとって開いてみたくなる衝動を掻き立てます。販促ツールに使うと、取引先との会話のきっかけ作りにもなります。
4:サイズ変更に柔軟対応
大きさ自由
はがきサイズやポケットサイズだけではありません。角2封筒のような書類入れにもできますし、名刺大のミニサイズにもできます。正方形や細長い形も作れます。
サイズ変更に即対応
中身に合わせて封筒のサイズもほんの少し変更したい。こういう場合、型抜き加工で制作している製品は、抜きに必要な型から作り直さなければなりません。
オリパックなら折り位置の調整のみでOK。費用と時間をかけることなく、迅速に対応できます。
5:地球に優しいエコ製品
加工にかかる資源がいらない
型抜き加工をする場合は、金型の作成に土台のベニヤ板、金刃、押さえるためのスポンジなど様々な資源が必要です。オリパックの制作過程ではこれらの資材を必要としません。「加工費の削減」=「加工にかかる資源の節約」でもあるのです。
分別が簡単
オリパックは基本的には紙と印刷のインクだけでできています。封筒状にするための糊も封をするためのテープも一切使っていません。資源の有効活用のためにリサイクルが常識となりつつある現在、分別のしやすさも環境にやさしい製品の条件と言えるのではないでしょうか。