Illustrator-TIPS[イラストレーター2]
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Illustrator-アートワーク
illustratorで、表の罫線が一部だけ太く見えたり、がたついて見えることはないでしょうか。
これは、複数の表枠を作った際に、隣り合う罫線が正確に重なっていないためです。
これらの調整は「アートワーク」の画面でできるだけ拡大表示にして確認・作業するとよくわかります。
同じ線幅でもプレビューで太く見える線は…
アートワークに切り替えると線が離れているのが確認できます
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Illustrator-きれいな表の作り方
表作成時には、大外の枠を作ってから、一辺ずつを表の中に「移動→コピー」 またはシフトを押したまま選択してドラッグ(optionでコピー)することで、重複する罫線のない、きれいな表を作成できます。
罫線の間隔を均等にするには、辺を選択してから整列の「等間隔に分布」を選びます。
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不均一な複数の線を選択し「整列→等間隔に分布」(赤丸箇所)を押すと、線が綺麗に並び換えられます |
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ブレンドツールを使いステップと距離をきめて作成することもできますが、この場合、中間線が編集できないので注意してください。
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Illustrator-フチにとげが出ない方法
文字や複雑なイラストなど輪郭の入り組んだものにふちを付けるときは要注意です。ふちの線幅を太くする場合、トゲのような物が発生する場合(A)があります。(拡大してみると分かります)これは、角の形状と線端の形状が鋭角(B)になっているときに見られる傾向です。
角の形状と線端の形状を角丸(C)にすると防げます。
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Adobe Illustrator5.5J |
Adobe Illustrator8.0以降 |
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Illustrator-文字がつぶれないフチの付け方
Illustrratorでは、例えば4ptのフチを付けると、外側に2pt、内側に2pt太ってしまいます。文字に太いフチを付けると、文字がつぶれてしまうこともあります(左側)。
フチ無しの文字の真下に、8ptのフチがついた文字を敷けば、外側に4ptのフチをきれいに付けることができます(右側)。
Ver.10以降でしたら、アピアランスによる処理も可能です。「アピアランス」ウィンドウを表示し、線にあたるアピアランスを下に送るだけで、綺麗なフチが作成できます【下図参照】。
詳しくはこちら ⇒ データ作成情報「簡単部品作成術」
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Illustrator-不要な部品の削除
弊社では、持ち込み入稿データは最終的にIndesignを使って出力工程に回します。
そのため、Illustratorなどで作られたトンボの外に部品があると、トンボあわせの作業(Indesign上での画像貼り付けでのセンタリング等)がうまくいきません。トンボをつけられる場合はトンボ外に部品をおかないようにお願いいたします。
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Illustrator-クリッピングマスク
クリッピングマスク機能を使用すれば、文字や図形などを使って、写真などを図形に沿って切り抜くことができます。[下図参照]
クリッピングマスク使用一例
クリッピングマスク作成手順
- まずは切り抜かれる図形(写真)などを用意します。上記の例でいうと、ひまわりの写真です。
- 切り抜く図形をツールで描き、切り抜き場所に移動します。例では赤丸。
今回は線の色を赤に設定していますが、色は関係ありません。仮に線を赤色、塗りを白にしてもマスク後に影響ありません。
- ひまわりと赤丸を同時に選択して、Ctrl+7(windows)でクリッピングマスクを実行します。
【注意点】
切り抜く図形が切り抜かれる写真の背面にある場合はマスクが実行できません。
切り抜く図形は必ず、切り抜かれる写真の前面に配置してください。
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Illustrator-.ai形式からPDFへの変換
Illustrator8以降から、PDFフォーマットで保存ができるようになりました。
PDFデータでの入稿は
- データ容量が軽くなる
- フォントの埋め込みができる(対応フォントに限る)
などのメリットがあります。
ただし、印刷に適した設定でPDF書き出しを行わないと、画像が粗い、文字が化けるなどトラブルの原因となる可能性があります。
IllustratorCSより、PDF書き出し設定として「X-1a」を登録することができます。 こちらを使用すれば、安全な印刷用PDF書き出しが可能です。 詳しくはこちら >>>PDF-TIPS
Illustrator10以下でも、必要項目を押さえていれば、印刷用のPDF書き出しは十分可能です。下記をご覧ください。
画面はMacOSX、Illustrator10となっています。他のバージョンでも、記述項目の詳細は異なりますが、項目自体はかなり酷似していますので、ご参照頂けたらと思います。
llustratorからのPDF作成方法
「別名保存」→フォーマットで「PDF」を選択すると、オプション画面が表示されます。
- 「一般」の設定
- 「ファイルの互換性」は、必ず4.0で設定してください
- 「すべてのフォントを埋め込む」にチェックを入れてください
- 「圧縮」の設定
- カラーとグレースケールの解像度は300ppiに設定してください。
- 白黒画像は、1,200ppi程度が適度でしょう
※ver.8でPDFフォーマット保存する場合、和文フォントを埋め込むことができません。
※ver.8の場合は、フォントはアウトライン後入稿してください。
IllustratorをPDFフォーマットで入稿する際の注意点
- 「書類設定」で版下サイズを設定、またはトンボをかならず作成してください。
PDFのファイルサイズは「ファイル→書類設定」のアートボードサイズで決定されます。下の例だと、PDFファイルはA4サイズになります。
また、データ上にトンボが入っていれば、弊社でトリミング等調整は可能です。
※トンボが入っていない場合、弊社ではサイズを判断しかねる場合がございますので、ご注意ください。
- トンボ外、書類サイズの外に不要なデータを置かないようにしてください。PDFファイルサイズに影響し、また確認する側も迷うためです。
- 一つのファイルに対して一つのデータにする
例えば、両面チラシのデータは、一つのファイルに保存するのではなく、表面、裏面の二つのファイルに分けておいてください。
一つのファイルにした場合、サイズ2倍の片面データ扱いとなってしまいます。
「埋め込み」と「アウトライン」の違い
上記方法の場合、フォントはPDFファイルとして、あくまで「埋め込まれている」だけであり、アウトライン化されているわけではありません。
文字がアウトライン化されていないPDFフォーマットファイルを、Acrobatで閲覧する際には、書体環境は影響せず、文字化けは起きませんが、Illustratorで開く場合は、フォントがなければ文字化けをします。
よって、PDFフォーマットのIllustratorファイルを入稿して、「文字内容を一部変更して欲しい」といったご要望があったとしても、弊社未対応のフォントがアウトラインではなく埋め込まれていた場合は、そのまま印刷はできますが修正はできません。ご注意ください(※)。
※注意事項
アウトラインされているのであれば、同じ字をコピーペーストするなどして、若干の修正は対応できます。
また、PDF→Photoshop画像での変更もできますが、この場合は色や写真に影響のない細微な修正しか対応できません(例:白地にスミ文字の一字削除など)事前にお問い合わせください。
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Illustrator-ドロップシャドウ
テキストやオブジェクトに対し、簡単に影をつけられる「ドロップシャドウ」。このドロップシャドウは、配置した画像自身には適用できません。
ただし、画像に「シャドウをかけたように見せる」方法はあります。以下、その方法の中の一つです。
- 画像の真下に、全く同じ大きさのオブジェクトを作成します。
- 上にある画像を隠し(commandまたはctrl+3で簡単に隠せます)、下のオブジェクトを選択して「ドロップシャドウ」をかけた後、隠した画像を表示します。
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