●用紙:低価格ならコート紙
弊社では「安い用紙」=「一般的によく使われる用紙」をお勧め致しております。
質を落とせば落とすほど、価格は下がるように思われがちですが、普段あまり使われない下質紙、中質紙は、特注扱いになり、逆にコストがかかるケースがあります。
「一般的によく使われる用紙」は、各印刷会社により異なります。弊社では、以下を推奨致しております。
- コート紙…チラシなどでよく使われる、光沢のある紙。
比較的安価な上、カラー印刷も鮮やかに仕上がります。インクの乾きも早いため、短納期の場合は、コート紙をお勧め致します。
- シルバーダイヤ…マットコートの一種。
表面の光沢を抑えるよう作られているので、コート紙と比べ、落ち着いた感じに仕上がります。価格もコート紙とあまり変わらず、リーズナブルです。
- 上質紙…光沢のない紙。弊社で使う一般用紙の中では、最も安価です。
紙の表面に何も処理が施されていないので、カラー印刷等は特に、インクが沈みがちになります。鮮やかな色合いをご要望の方にはあまりお勧めできません。逆に、ちょっと沈んだ感じの色をご要望の方は、コート紙ではなく上質紙を選ばれるケースもよく見受けられます。
更紙について
全国誌のフリーペーパーなどで良く使われる、ざらついた感じの用紙は、輪転機による大量印刷用の用紙であり、弊社の枚葉機には対応していません。
質感の近い用紙を選定することは可能ですが、弊社では逆にコスト高になってしまいます。
●サイズ:小型印刷機に合うサイズ
サイズを小さくすれば、その分コストは安くなります。しかし、サイズにより値段の格差は異なります。
弊社には、大型印刷機と小型印刷機があり、サイズ、数量などにより使い分けておりますが、小型印刷機による印刷の方が、低コストで印刷できます。
下記が、弊社の小型印刷機で印刷できる最大サイズです。下記サイズを超えると、価格は大きく異なります。
- ペラ(一枚物)…展開A3サイズ
- 中綴じ8ページ…仕上がりA5サイズ
- 中綴じ16ページ…仕上がりA6サイズ
※部数が多くなると、上記条件も変わってきます。あくまで「目安」としてご参照ください。
●ページ数:16の倍数がカギ
ページ物の印刷は、1ページ毎に行われるのではなく、大きな紙に複数ページ「面付け」し、印刷します。弊社では、1枚の紙に「8面」(16ページ)付けるのが基本です。
よって、弊社の場合、最もコスト効率が良いページ数は「16」の倍数、続いて「8」の倍数となります。
例えば、「6面」(12ページ)の場合、使う用紙の量自体は「8面」(16ページ)と変わらないので、料金は大きく変わりません。逆に「10面」(20ページ)の場合、1枚の紙には入り切らず、2枚必要になるので、同じ4ページ差でも「8面」(16ページ)との差額は大きくなります。
●刷り色:1色でも「こだわり」は出せます
カラー印刷より、モノクロ印刷の方が安価です。「黒」ではなく「特色」1色で印刷し、こだわりを表現するケースもあります。
「コストの節約」と「こだわり」を両立するため、本文は特色1色で印刷し、表紙や巻頭のみカラーで印刷する方法もあります。この場合、カラーがどのページかにより、価格は異なるケースがあります。
(ページ数や製本方法が大きく関係しますので、事前にご相談いただけたら、弊社より提案致します。)
●加工:「製本」か「折り」か
例えば、A4、8ページの印刷物の場合、中綴じの「製本」ではなく、観音折りの「折り加工に」すると、やや価格は安くなります。
●部数:少部数低価格のデジタル印刷
少部数なら、デジタル印刷がお得です。以下、ご参照ください。
- B5、8ページ…150部まで
- B5、16ページ…100部まで
- A4、8ページ…150部まで
- A4、16ページ…100部まで
※デジタル印刷はこちら ⇒ 「デジタル印刷(フリーペーパー)」